皆さんは迷惑駐車をされたとき、どんな対応をとりますか? 知人のA子は泣き寝入りをせず、反撃を企てました。今回は、お隣さんの迷惑駐車を撃退したエピソードをご紹介します。

B美の反応は?

ふさぐように駐車したため、B美は車を出すことができません。
それに気が付いたB美が「誰か車をどけて!」と言っていたようですが、あいにくA子は仕事の予定があり、すでに実家を出発した後。
B美は「車が使えないと困る! 買い物とかどうすればいいのよ!?」とも言っていたそうですが、A子の知ったことではありません。
外から聞こえるその声に、A子の母は「迷惑駐車されて困ってるのはこっちなんだけど?」と、ジト目でB美を見つめました。

それから丸1日

A子の退勤時間は早くても夕方18時。その日は何かと忙しく、残業も含めて結局21時ごろに実家へ車を取りに戻りました。
その間、B美は車を使えませんでしたが、悪いのは無断駐車をしたB美のほう。
強引にA子の車を動かすこともできず、待つしかありません。

ようやくA子が車を取りに行き、B美に知らせると、B美はゲッソリとした表情になっていました。
相当不便な思いをしたのでしょう。
A子と母が「もう勝手に停めないでね」と念押しすると、B美は小さく頷いて、そそくさと帰って行きました。
これに懲りたようでB美の無断駐車はなくなり、母のストレスは解消されたのです。

A子は迷惑駐車の撃退に成功しましたが、過激な対応はトラブルに発展することもあります。
今回は運よく解決しましたが、やりすぎは禁物ですので、くれぐれもご注意を。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。