筆者の知人Aさんは同居の姑にいつも「何もできない人」扱いをされていました。その扱いを我慢し耐えていたAさんを救ってくれたのは、4才の娘の素直な一言だったのです。意地悪姑を黙らせた4才の一言とはいったいどのようなものだったのでしょうか。早速見ていきましょう!

嫁下げ発言がひどい姑

Aさんは結婚7年目で4才の娘を育てながら働いていました。義実家で同居しており、義両親は健康そのものなのですが、義実家の家事も任され毎日忙しい日々を過ごしていたのです。

大変な日々でも労いや感謝があればよかったのですが、姑は文句ばかり言ってきます。

「本当に何もできない人ね〜」

いつも嫁下げ発言をしてくる姑にAさんはうんざりしていましたが、耐えて頑張っていました。

頑張って作ったのに……

Aさんはいつも通り、仕事を終えて保育園に娘をお迎えに行き、買い物して帰ってきて急いでご飯を作ります。姑は働いておらず出かける用事もないため、いつも家にいますが何も手伝ってはくれません。

そんな中で作った食事に対し、またもや姑は嫌味を言ってきます。

「品数が少ないわねえ。それに味噌汁が美味しくない! 味噌汁も美味しく作れないなんて本当に何もできない人ね〜」

頑張って作ったご飯に対し嫌味を言われ、自分自身も否定される。慣れていたとはいえ、Aさんはとても辛い気持ちになりました。

娘の一言「ばあばは何ができるの?」

Aさんが辛い気持ちになっているとき、4才の娘がやってきて姑に声をかけました。

「ばあばは何ができるの?」

娘の素直な一言に姑が固まったところへ、娘はさらに続けます。

「ママはご飯作ったり掃除したりしてるけど、ばあばはいつも文句ばっかり。ばあばは何ができるの?」

姑は娘の一言に苦笑いするしかできませんでした。

さらに援軍、黙る姑

そこへ舅もやってきて「そうだぞ。何もやってない人間が文句なんか言うんじゃねえ」と姑に言ってくれました。

姑は小さくなって黙り、それを見ていたAさんはスッキリした気持ちに。姑にはいつも何もできない人扱いされていましたが、小さな娘は自分のしていたことをちゃんと見てくれて評価してくれていたことに感動しました。

姑に悪気はないのかもしれませんが、これからも姑から嫌味を言われることがあっても、娘が味方になってくれると思えば頑張っていけそうだとAさんは語っています。小さな味方の素直な一言は、とても頼もしいものですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。