結婚をして、違う価値観で育った人たちとうまく付き合うのは大変ですよね。理解しがたい相手に困ることも少なくありません。これは筆者の友人・M香のお話。義妹の勘違いから始まった大騒ぎの顛末をご紹介しましょう。

良好な関係

私は結婚後、郊外に一戸建てを購入して、夫と息子の3人で暮らしています。
私は幸せなことに義両親にとても恵まれて、実の娘のように可愛がってもらっていました。
夫の仕事の関係で離れて暮らしていましたが、年に2回は帰省し、誕生日や父の日・母の日などは欠かさずにプレゼントなどを贈るようにしていました。

俗に言う嫁姑問題などには縁がなく、早くに両親を亡くした私にとっては、親同然の存在だったのです。

義父の病気

ある時、義父が脳梗塞で倒れて入院したと義母から連絡がありました。
急なことだったので、慌てふためく義母を心配して、私はすぐに夫と子どもと3人で義実家へ向かいました。

病院へ着くと、義父の症状は思ったよりも軽症で、心配していた後遺症もあまり残らないだろうと言われて一安心。
少しの期間の入院は必要ということでしたが、義母もようやく落ち着いたため、今日は泊まって明日帰ろうということになったのです。

その日の夜、義実家で夕飯を食べていると、夫の妹=義妹が突然やって来ました。
私は結婚式以来、一度も義妹とは顔を合わせておらず、普段もほとんど義実家に顔を出すことがない人だったので、何があったんだろうとビックリしたのですが……。