夫が義父のクレジットカードの連帯保証人になる
10年ほど前のこと。
義父は退職を機に、クレジットカードを作りました。
当時はカードを作るときに、連帯保証人が必要でした。
義父から「連帯保証人になってほしい」と頼まれたAさんの夫。
快く義父が持ってきた書類に署名しました。
退職後、ゴルフ三昧の義父
義父はゴルフが大好き。
現役時代から、月に1回は同僚たちとゴルフ場に行っていました。
退職後はシニアのゴルフレッスンに通い、用品を新調するなど、ゴルフ三昧です。
はじめのころAさんたちは、義父が趣味を楽しむ姿を微笑ましく思っていました。
しかし、どんどんゴルフにのめり込んで行く義父。
必要以上にクラブを買い込んだり、毎週末県外のゴルフ場へ行ったり……。
退職金をゴルフにつぎ込んでいることが判明!
ある日、義実家にクレジットカード会社から「支払いが滞っている」と連絡がきました。
義母はこの時初めて、義父が退職金をゴルフにつぎ込んでいることに気がついたのです。
その後、連帯保証人であるAさんの夫の元にも、カード会社から督促状が届いて大慌てに!
義父は自己破産し、Aさん夫婦が借金を返済
Aさん夫婦はすぐに義実家へ行き、義父に督促状を突きつけ「どういうことか説明して」と問い詰めました。
すると義父は「全部ゴルフにつぎ込んだ」と正直に話したのです。
夫や義母は「高額なゴルフ用品を売って借金返済に当てて!」と説得。
しかし義父は「ゴルフを辞めるつもりはない」の一点張りで、言うことを聞きませんでした。
結局、義父は自己破産を申請。
カード会社への支払いは、Aさんたち夫婦が負担しました。
まとめ
このトラブル以降、Aさん夫婦が義実家の通帳を管理し、両親たちには必要な生活費を毎月現金で渡すようになりました。
カードや電子決済は便利ですが、いくらお金を使ったのか把握しづらいですよね。あらかじめ月初めに支払う金額を決めておいたり、家計簿アプリを利用したりするなどして計画的に使うようにしましょう。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。