ママたちの驚くべき態度
すると、その場に集まったお母さんたちが、4年生のママAさんの悪口を言い出したのです。「4年生のAさんて本当使えない」「Aさんて頭悪いのかな」「全然理解していない」と、悪口のオンパレード。そこにAさんはいませんが、お手伝いに来た他の4年生のお母さんたちは隣で作業をしています。
私は、平然と悪口を言って盛り上がるこの人たちの神経を疑いました。4年生のお母さんたちは、その悪口が耳に入っているものの黙々と作業しています。
しまいには、「この前AさんからLINEで質問きたから、強めの長文返してやった!」と武勇伝を語るかのように笑っています。そして「それでいいよー!」と答えるお母さんたち。
善意のお手伝いが空回りする悲しい現実
相変わらず悪口が続いており、私は早く作業を終わらせて帰りたいと思いました。「何か作業ありますか?」と再度聞くと、「今日はこちらで割り振り考えますから、後日来てください」とのお答え。私は「お先に失礼します」と言って帰ってきました。
悪口は聞きたくも、言いたくもないものです。人間関係にストレスはつきものかもしれませんが、愚痴を言う場所はわきまえてもらいたかったですね。私は過去の経験から、ママ友付き合いは最低限でいいと思っています。その思いは間違っていないと再確認した出来事でした。
【体験者:40代・会社員、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。