多様性の尊重される時代において、結婚するもしないも、結婚式を挙げるかどうかも、それぞれの考えや生きる環境に準じていくものです。実際に私自身も入籍はしていますが、結婚式は挙げておらず今後も挙げる予定はありません。今回は筆者の知人が体験した『結婚式』に関するエピソードを紹介します。

何度頼まれても断り続けた結果、ようやく義母は結婚式を強要してくることがなくなり、やっと納得してくれたんだと安心していたのですが、実は義母は私たちの知らないところですでに行動を起こしていたのです。

強行突破

義母が結婚式について触れなくなって数カ月後のある日「式場を予約しました。演出や引き出物もすべて準備済みだから、あなたたちは出るだけでOKよ。」と連絡を受けました。

義母は頑なに結婚式を断る私たちの意見を尊重してくれたのではなく、強行突破で結婚式の準備をしていたのです。新郎新婦となる私たちに何の相談や確認もなく、どうして結婚式が開催できるのか疑問でしたが、義母は結婚式場の方に「息子夫婦たちは仕事が忙しくて来られないから、自分に一任されている」と言っていたそうです。

結局、友人は呼ばずに親族だけで集まる形で結婚式を挙げました。良かれと思ってしてくれたのかもしれませんが、思い通りにいかないと強行突破する義母の強引さに今後の付き合いが不安です。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。