多様性の尊重される時代において、結婚するもしないも、結婚式を挙げるかどうかも、それぞれの考えや生きる環境に準じていくものです。実際に私自身も入籍はしていますが、結婚式は挙げておらず今後も挙げる予定はありません。今回は筆者の知人が体験した『結婚式』に関するエピソードを紹介します。

「結婚式はナシにしようね!」

長年交際した彼と、この度結婚することになりました。彼との話で、入籍後ウエディングフォトの撮影はするけど、結婚式は挙げないことに決まりました。

というのも、私たち夫婦は東京で知り合い、恋人期間のうち多くの時間を東京で過ごしています。

そして私の地元は九州にあり、彼の地元は東北。結婚後は彼の地元である東北で生活することになっています。

共通の友達の多くは東京にいて、それぞれの旧友はバラバラに離れた場所で暮らしている状況です。

どこで結婚式を挙げるにしても、参列者が大変であることと、本当に来てもらいたい方に来てもらえない可能性が高いことから、夫婦2人でしっかり話し合ったうえで結婚式を挙げないという決断をしました。

義母の言い分

結婚式は挙げないとお互いの両親にも伝えたうえで、私たちは入籍したのですが、いざ入籍すると義母が意見を曲げてきました。

「絶対に結婚式は挙げないとダメ。」と言い始め、最初は旦那や私が理由を話して断ったのですが、その後もひんぱんに「やっぱり結婚式は挙げないとダメ。」「どうにか考え直してくれ。」としつこく結婚式を挙げるよう強要されました。