スーパーで姑に遭遇
仕事終わりの夕方、A子は近所のスーパーに寄ることに。しかし、そこで同じ町内に住む姑にばったり会ってしまいました。A子と姑は結婚当初から折り合いが悪く、近所に住んでいるものの、必要最低限しか会いに行くことはありませんでした。姑はA子夫婦のすることになにかと干渉してくる癖があり、自然と距離を置くように……。A子たちに子どもが生まれてからもそれは変わりませんでした。
買い物カゴの中を……
「会いたくない人に会ってしまった……」と思ったA子でしたが、姑と完全に目が合ってしまったため、もう逃げることもできません。しかも、姑はどんどんA子の方へ向かって歩いてきます。そして、ほぼ買い物が終わりかけだったA子の買い物カゴの中をなんと姑が食い入るように覗いてきたのです。隠すこともできないA子は、覗いてくる姑を阻止できずにいました。
文句タラタラな姑
A子のカゴの中をまじまじと見つめ、チェックした姑は「鶏肉じゃなくて牛肉を食べさせてあげて」「ウインナーは体に悪い」など、偏見まじりの文句をタラタラ言い始めたのです。しまいには、「雅彦(仮名・A子の夫)がかわいそう」とまで……。
たとえガソリン代がかかっても……
もうすぐ50歳になるいい歳した息子の食生活にまで干渉してくる姑に心底うんざりしたA子。心配してくれるのはありがたいのですが、今後はたとえガソリン代がかかっても、もっと遠くのスーパーに行くと決めたのでした。
結婚して家庭のある息子のことに、干渉するのはやめた方がいいですね。いくら自分の息子のことがかわいい、心配とはいえ、嫁のことを信頼して干渉しないのが暗黙のルールなのかもしれません。ルールをやぶってしまうと、嫁からは鬱陶しいと思われ、かわいい孫と会う回数が激減してしまうこともあるかもしれません。お互いに干渉しないことが息子夫婦といい関係を築くポイントだと言えるでしょう。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。