地域の福祉サークルに入ると、普段出会えないような人と会えたり、自分の親世代の人と話せたり、楽しいことも多いです。でも、いつも会う中年男性が容姿を指摘するようになってきて……。そんなエピソードを友人が聞かせてくれました。

無神経発言への毅然とした対応!

久しぶりのサークルでは、「心配したのよ」「来てくれてうれしい」と、みんなが声をかけてくれました。楽しく会話していると、遅れてOさんが部屋に入ってきました。

Oさんは会話の輪に入ってくるやいなや「久しぶりだね。また痩せた? 病気じゃないよね?」と言ってきました。年上の方にはなかなか言いづらかったのですが、今回は勇気を出して「見た目のことを言われるのは不愉快です。やめてください」と冷静に伝えました。

Oさんは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をし「そっか。配慮が足りなかったね、ごめんね」と一言。それからようやく私に平穏が訪れました。

心配してくれる気持ちは有難いですが、こちらから言ったわけでもないのに、身体についてアレコレ気安く言われたり詮索されるのは、いい気分ではありませんよね。瘦せ型や高身長など、人それぞれ様々な体型があり、他人の知らないところで悩んでいることもあるでしょう。「痩せたね」といったセリフも、誰かにとっては不快な言葉なのです。挨拶代わりに身体に関するコメントを交わすのは、マナー違反と心得た方がいいでしょう。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。