地域の福祉サークルに入ると、普段出会えないような人と会えたり、自分の親世代の人と話せたり、楽しいことも多いです。でも、いつも会う中年男性が容姿を指摘するようになってきて……。そんなエピソードを友人が聞かせてくれました。

福祉サークルでの出会いと期待

私は1年ほど前、地域の福祉サークルに入りました。週1回公民館に集まり、地域の福祉について学んだり、実際に活動したりと、内容は多岐にわたります。

福祉サークルに在籍する人は、年齢、性別、職業もバラバラで、みな程よい距離感で楽しく過ごしていました。

繰り返される容姿への言及

入会して間もなく、70歳くらいの男性Oさんがよく私に話しかけてくるように。そのたびに「痩せた?」と聞いてきます。私は「痩せてないですよ、変わりませんよ」と苦笑いであしらっていました。

悪気はないのかもしれませんが、会うたびに私にだけ「痩せた?」「細いね」「病気なんでしょ?」「ちゃんと食べてる?」と言ってくるのは、やはり不自然に思いました。Oさんと私は、親しい間柄でもありません。私はサークル内で一番若い女性だったので、そういうデリカシーのない発言をしてきたように思います。他の女性たちには何も言っていないのですから。Oさんの発言を否定するたびに、私の中でだんだんとストレスになっていったのです。

距離を置く選択

しばらくして私はOさんと距離を置き、活動の最中も話さないようにしました。サークルが終わったらすぐ帰り、何も言われないようにしたのです。

すると今度は、Oさんに「いつもすぐ帰るね。何か用事でもあるの?」と聞かれました。私はもう正直「ほっといてくれ!」状態。距離を必要以上に詰めてくる男性に疲れてしまい、私は1カ月サークルを休みました。

そして気持ちも落ちついたころ、またサークルへ行くことに。