私を嫌う義母
我が家は夫婦で相談して、実家と義実家の間に家を建てました。それぞれ車で10分ほどの距離です。しかし、家を建てる時は義母とひと悶着ありました。
「ウチで同居すればいいじゃないか」
「嫁はなにかと実家に頼りがち。もうウチの人間なんだから私たちの言うことを聞きなさい」
何かと意見してくる義母が面倒に思った私は、義母の考えを無視しました。この時から義母は私のことを面白く思っていません。
つまらない対抗心
ある日、そんな義母に「ちゃんと家族に栄養があるものを食べさせているのか?」と嫌味ったらしく聞かれたので、うっかり「たまに母から作ってもらっています」と口を滑らせてしまいました。
これが義母の気に障ったようで、その翌日から手作りのおかずを山盛り作って持ってくるようになったのです。
以前から実母への対抗心がすさまじく、家を建てる時もやたら比較していた義母。私が実母に少しでも世話になっているのが許せなかったのでしょう。
お断りすると?
しかし、困ったことに我が家が留守の時でも勝手に玄関におかずを置いていく義母。鳥がつついていたり、気温が高い日は腐ったり……正直迷惑していました。
なので「お気持ちはありがたいのですが、食べられなくなる時がありもったいないので、留守の時は結構です」と、この日もおかずを持ってきた義母にやんわり伝えることに。
すると義母はカンカンに怒って、「実のお母さんのおかずは食べるけど、私のは食べられないってこと!?」と頓珍漢なことを言ってきたのです。
正直な気持ち
おかずを作って持ってきてくれるのはありがたいのですが、元々、義母に不快感しか抱いていなかった私。この後の「あなたにとって私の存在が迷惑ってことね!」という義母の言葉に、「そうです!」と咄嗟に心の声が出てしまいました。
すると「あらそう」とだけ言い残し去っていった義母。それ以来、義母が私に関わってくることは一切なくなりました。
言い過ぎたかなとも思いましたが、嫁姑関係にいらないストレスを抱えるくらいなら、思い切って意見してみるのも得策かもしれませんね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。