早朝、閑静な住宅街に鶏の鳴き声が響き渡りました。「コケコッコー!」近隣住民が調べてみると、予想外の事実が判明し、困惑することに。今回は知人から聞いた迷惑住人のエピソードをご紹介します。

困惑する近隣住民

住民は父親に騒音に迷惑していると注意をしました。
ところが父親は「子どもの教育のためです。我慢してください。公園で流すラジオ体操の音は許されるのに、なぜ鶏はダメなんですか?」とわかってくれません。

コケッ、コケコッコー!
コケーッ!

鶏が鳴くのは、夜明け前。
数分程度と時間は短いものの、空が明るくなる前に鳴くので、睡眠を妨害されてしまいます。

A子の家は鶏を飼っていた家から少し離れていたため、「今日も元気にうるさいわ」とイラっとする程度。
それでも毎日続くと、煩わしいと感じてしまいます。
ところが、ある日を境にピタッと鳴き声がしなくなったのです。

隣人の堪忍袋の緒が切れた!

鶏の声量は、かなりのもの。
なんと、鶏を飼っていた家のお隣さんが寝不足に陥り、ノイローゼになりかけたそうなのです。
お隣さんは毎日の睡眠妨害にブチ切れて「裁判を起こす!」と告げたことから、鶏を親戚に返すことにしたのです。

ようやく近隣住民は静かな朝を取り戻しましたが、迷惑な住人に一同ドン引き。
A子も「情操教育に鶏の飼育をするのはいいが、場所を考えてほしい」と呆れたそうです。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。