知人のA子は娘の「お食い初め」の件で姑と一悶着あったそう。
何があったのか、A子から話を聞きました。
お食い初めのトラブル
さらに問題となったのは、赤ちゃんのお食い初めに関すること。
A子夫婦は、姑と遠方に住むA子の両親を招待して、料亭でお祝いの食事をすることに決めていました。
すでに予約も済ませ、準備は万全。
あとは当日を待つだけでした。
ところが、ある日、姑が「お食い初めの食器は私が揃えておいたから」
と突然言い出したのです。
それを聞いたA子は驚愕。
姑には日取りを確認していたはずなのに、だいぶ前に確認したせいかそのことをすっかり忘れている様子でした。
すでに料亭での食事は手配済みで、その食器を使う予定もなくA子は困ってしまいました。
料亭のスタッフの配慮で無事解決
そこで、A子は思い切って、姑に
「すでに料亭でお食い初めをする計画を立てているんです」
と伝えました。
すると、姑は「そんなの知らないわよ! この食器を使わないつもりなの!?」
と逆ギレ。
この瞬間、A子はとても気まずい気持ちになりました。
孫を思うあまり、良いものを揃えてあげたいという愛情は痛いほど感じており、姑の気持ちも理解できました。
しかし、A子にとっても両親を遠方から招いている大切な行事。
悩んだ末、A子は夫に相談しました。
夫は冷静に状況を把握し、
「オレが母さんに話してみるよ」
と頼もしい言葉をかけてくれました。
その後、夫婦で料亭のスタッフにも相談し、特別に姑の用意した食器を使えるように調整してもらうことになったのです。
結果として、料亭のスタッフは快く対応。
姑の用意した食器を使いながらも、A子の両親を招いて無事にお食い初めを行うことができました。
姑に悪気はなく、孫のことを思えばこその行動だったのでしょう。
とはいえ、A子たちの立場も考えてほしいところ。
姑の顔を立てつつ、A子の家族全員が満足できる形で穏やかにこの特別な日を祝うことができて良かったですね。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。