子どもの運動会は親にとって楽しみな行事の一つ。しかし中には気合いが入りすぎて非常識な行動に出てしまう保護者もいるようです。これは筆者の友人・S美が体験したお話。ルールを守らない保護者は、いったい何をしたのでしょうか？
運動会
私の息子が通う小学校は、全校生徒100人ほどの小さな学校です。
田舎に住んでいるせいか、校庭は生徒数に見合わない広さで、毎年大規模な運動会が開催されます。
息子の学校は昼食を家族で一緒に食べることになっているので、保護者たちはみんな大きなシートで場所取りをします。
観覧席の場所取りは、前日の校庭整備後ならOK。
気合いの入った保護者たちは、前日からシートで場所を確保するのが当たり前になっていました。
暗黙の了解
特に気合いが入るのは、6年生の保護者です。
最後の運動会ということで、良い写真が撮れるポジションを奪い合います。
仲の良い保護者同士で連携をとり、複数の場所取りをするケースも。
他の学年の保護者も「最後だからね」と6年生の保護者を優先することが暗黙の了解となっていました。
しかし、ある年の運動会でとんでもないことが起きたのです。
ありえない！
私たち家族は、祖父母のために椅子を用意していました。
椅子に座ると後ろの人に迷惑が掛かるので、毎年後ろの方で観ることが多かったのですが……。
いつものようにお弁当を準備して学校に向かうと、大きな荷物をカートに乗せて歩いている保護者がいました。
何をそんなに積んでいるのかと思っていると、おもむろに確保した場所で大きなテントを組み立て始めたのです！
前列に場所を取る人は、後ろの人が見えないようにならないよう注意するのがルールのはず。
しかし、ルールを無視して大きなテントを張ってしまったので、後ろにいた他の保護者たちはあ然としていました。