時間は誰にでも平等に与えられた貴重な資産です。
自分のルーズさで人の時間を奪う「時間泥棒」になってはいけませんよね。
これは筆者の友人女性Bが体験した、時間にルーズな友人とのエピソードです。

大学時代の親友S美との出会い

友人のS美は大学時代の同級生です。

同じサークルで顔を合わせたのがきっかけで仲良くなり、学部も一緒だったので大学時代はいつもS美と一緒に過ごしていました。

S美とはお互いの悩み事や将来の夢などなんでも話し合える仲でした。

性格が優しく、その場の空気を和やかにする明るさがあり誰からも好かれるS美。
そんなS美の唯一の欠点は時間にルーズなこと。

学生時代はお互いに時間に余裕があったので、S美のルーズさに少し「イラッ」とすることがあっても見過ごしていました。

遅い返信

私たちは卒業後はそれぞれ別の会社に就職しました。

就職しても友情は続いていて、1年に1回程度は会って一緒にごはんを食べていました。

会う日にちを決めるためにLINEすると、昔と変わらず返信が遅いS美。

S美の返信を待っていると、なかなか日にちが決められません。

それでもお互い都内に住んでいる時は都合がつきやすかったので、会うことができました。

ですがその後私の堪忍袋の緒が切れる事件が起こったのです。

これから家を出るところ!?

私は仕事の関係で都内から地方に引っ越しました。

しばらくS美とは連絡をとっていなかったのですが、私も地方での生活に慣れて落ち着いたので久しぶりにLINEをしてみました。

「久しぶりに会いたいね」という話になり、S美に都合の良い日を教えてと伝えると返信が来ません。

数日待っても返信が来ないので私からLINEするとS美の返信は「これから返信しようと思っていた」

やっと日程が決まり、私は約束の日に上京し待ち合わせの場所に到着すると、S美はまだ来ていませんでした。

1時間近く待っても来ないのでLINEすると、S美はまだ家にいてこれから出るところだというのです。

相手への誠意は大切

今まではS美の時間にルーズなところにカチンときても見逃していました。

でも今回は日時を調整し、時間をかけて地方から上京してきた私に対してそれはないんじゃないかと憤慨し、S美とは会わずにそのまま帰りました。

その事件から私はS美とは距離をおき、今はつきあいはありません。何か理由があって遅れていたのかもしれませんが、時間を守ることは相手への誠意です。私は人に対して誠意のある人とつきあいたいと思いました。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。