学生時代に女子トイレでたむろしているグループとはちあわせて、「トイレを使いにくいな」と感じたことはありませんか?
大人になっても同じことが多々あるようです。
これは筆者の友人のM世の職場で起こったトイレに関するできごとです。

トイレの前でたむろする女性たち

私の職場はとあるオフィスビルのワンフロアにあります。

とても古いビルです。
フロアの使用者に対して男子トイレは広くて十分足りているのですが、女子トイレは狭くてぜんぜん足りていません。

仕事中にトイレに行くときは他の事業所の人と鉢合わせることはほとんどないので、不便を感じることはありませんでした。

だけど同じフロアの他の職場と休憩時間が被るお昼休みは、狭いトイレに同じフロアの女性スタッフが集中してしまいます。

ただでさえ狭くて個室も洗面台も少ないトイレ。

お昼休みは同じフロアのA事業所の女性スタッフがトイレを占領し、だらだらと職場の文句を言ったり、洗面台を占領してお化粧を直しているのです。

私をはじめ、このトイレを利用している人たちは、女性グループの振る舞いを不愉快に感じていました。

勇気を出して声をかけるも視線がいたい

その日は午後から出張の予定でした。

昼食後に身だしなみを整えたかったのですが、女性グループがいつものようにたむろして鏡の前を占領しています。

私が並んでいるのもお構いなしにペチャクチャしゃべりながら、ゆっくり化粧を直していました。

普段は足早にトイレを離れるのですが、その日は思い切って女性グループに「すみません、鏡を使わせてもらってもいいでしょうか?」と声をかけて鏡の前で身だしなみを整えました。

私の後ろからプレッシャーをかけるようにジロジロ見てくるお局様グループ。

「みんなで使う場所なのだから、たむろするなら他の所にしてよ!」と心の中でつぶやきながら、髪と化粧を直しトイレを後にしました。