『運動の秋』『芸術の秋』などいろいろなものが連想できますが、なかでも多いのが『食欲の秋』ではないでしょうか。
今回は、筆者の友人から聞いた、息子さんのかわいすぎるほっこりエピソードをご紹介します。
食欲の秋
これは、秋が深まってきた昨年11月にあったクスっと笑えた出来事です。
8歳の息子は
「美味しいものがたくさんあるから」
という理由で秋が大好き!
『食欲の秋』を体現するかのように、栗おこわやキノコ・秋刀魚など、秋が旬の食べ物をたくさん食べる子でした。
石焼き芋
ある休日、家で息子とゆったりしているとどこからか『いしや~きいも~』という音楽が聞こえてきました。
どうやら我が家の前を石焼き芋を移動販売している軽トラが通った様子。
すると息子が
「僕買ってくる」
と言うので千円持たせてお使いを頼むことに。
しばらく石焼き芋を食べていなかったので『時間的にもおやつにちょうどいいな』なんて軽く考えていました。
お茶を準備して、あとは息子が帰ってくるだけという状態で楽しみに待っていたのですが……。
息子よ、いったいどこへ!?
それから30分経っても息子はなかなか帰ってこなかったのです。
『事故に遭っていたらどうしよう』と不安になって近所に探しに行くと、石焼き芋の軽トラの運転手と思われる60代くらいの男性と息子の姿が!
駆けつけると、
「ごめんね、美味しくてついつい」
とバツが悪そうな顔をする息子。
息子が無事見つかり安心する気持ちと『いったいどういうこと!?』と不安になる気持ちとで混乱していると……。
ほっこり
男性に話を聞くと、どうやら石焼き芋の香りで食欲をそそられた息子。
渡した千円分の焼き芋3個をその場で全部食べていたのです!
『食べっぷりがいい』と男性も思わず車を停めて、2人で話し込んでいたのだとか。
かわいいなあと思いつつも、千円全部使ってしまった息子を叱ろうとすると……。
『ぷう』
絶妙すぎるタイミングで息子がおならをしたのです!
呆れてしまって叱るどころか大笑いしてしまい、つられるように息子も男性も笑顔に。
今でも家族の笑い話のネタで出てくる、とっても楽しい思い出です。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。