とにかく人と比べては優劣をつけたがる厄介な人っていますよね。
勝手に比べられて判断されるのは誰であっても苛立ちますが、比較相手が『元カノ』だとより一層ムカッとすることも。
今回は筆者の友人A子から聞いた、意地悪義母にスカッと対応をした義妹さんのエピソードをどうぞ。

意地悪な義母

私は、嫌味ばかり言ってくる義母にとても困っていました。

勝手にアポなしで我が家に突撃しては、舐めるように家中物色して文句ばかり。

「冷蔵庫全然食料が入ってないわ」
「ビールなんて息子は飲まないのに」
「息子の栄養が心配だわ~」

そのあとは2時間以上も我が家に居座って『A子さんお茶出してよ』『客人なのにお菓子も出さないの?』とやりたい放題。

正直言って、義母のことはどうしても好きになれず、苦手意識を募らせていました。

元カノと比較される

特に嫌だったのが、夫が長年付き合っていた元カノと比べられること。

「あの子は気が利く子だったのに」
「いつも笑顔で優しかった」
「あの子と結婚すると思っていたわ」

そのたびに夫も注意してくれるのですが、懲りずに嫌がらせをしてくる義母と会う時間がどんどん苦痛になっていました。

義妹

そんなあるとき、転勤で私たちの住む地元に義妹が帰ってきました。

義妹は、はっきりした性格で正義感が強く優しい人。

私も会ったときから好印象を抱いていました。

そんななか、夫と一緒に義実家に。
義母がいつものように元カノと比べて私を貶しはじめ、顔を引きつらせながら私が愛想笑いをしていると……。

スカッと!

「お母さんって性格腐っているね」
「捻じ曲がった性格だから友達もできないのよ」

そう義妹が義母をバッサリ叱ってくれたのです!

どうやら義母はいろいろな習いごとに通うも、なかなか友達ができないことに悩んでいるそう。

実の娘からきつく注意され『この機会に言うけどこれ以上A子に意地悪するならもう会わない』と夫からも宣言されてシュンと落ち込む義母。

義母に悪気はなかったのかもしれませんが、それからは勝手に我が家に来ることも減り、元カノとも比べられなくなったのでホッとしています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。