不測の事態が起こったときこそ、人の本性が露わになりやすいのではないでしょうか? 今回は筆者の知人一家で起こった緊急時の対応をめぐるエピソードを紹介します。

娘の様子がおかしい

私は旦那と5歳の娘と3人暮らしです。平日は朝、娘を保育園に送り、その足でパートに出かけ、夕方保育園に娘を迎えに行き、娘と一緒に帰宅してから夕飯の支度や洗濯などの家事をおこなうのがルーティンとなっています。

ある平日、いつも通り娘を保育園に迎えに行き、いつも通りに家事をこなしていました。

しかし、私が夕飯を作っているときに娘が「ママ、なんだか寒くて頭が痛いの。」と泣きながら訴えてきたのです。

時計に目をやるとすでに近くの小児科は閉まっている時間だったのですが、娘には震えの症状もあり緊急性を感じたため、夜間救急病院へ連れて行くことにしました。

旦那へ連絡

急いで娘を病院へ連れて行く準備をしていたのですが、この日は旦那が仕事から帰宅したあとに仕事関係の講習に出かけると聞いていたことを思い出しました。

仕事のあとに講習がある日は、帰ってすぐに食事をとって出かけたいということで、旦那から「帰宅後すぐに食べられるように夕飯の準備をしていて」とお願いされています。

そのため私は旦那に「娘を夜間救急に連れて行くため、食事の準備ができない」と電話で伝えました。

自分のことばかり優先の旦那

私が夕飯の準備ができないことを伝えると、旦那は「じゃあ帰ってから食べるんでいいよ。手抜き禁止な。」と……。

私は旦那の対応をしている場合ではなく、早く病院へ向かわなければならなかったため「自分で買うなり作るなりしてください」とだけ伝えて、旦那の返事を待つことなく電話を切りました。