ですが実は、この結婚相手にはとある困った事情があったのです……。
「愛があれば、それだって乗り越えられる!」そう信じて結婚に踏み切ったMでしたが、その行方や如何に!?
その言葉通り、仕事に勤しみ順調に借金を返済していければ何も問題はないのですが、やはり結婚後もMの結婚相手に変わる様子は見られません。
なんだかんだ散財癖が抜けずに、気が付けば新作ブランド服を購入しているし「気分転換」と言って、頻繁にパチンコに通っていたというから呆れてしまいますよね。
また仕事も「資格取得して、もっと稼げる職場に転職する!」と言いながら、勉強する様子も全く見られないので、さすがにMも結婚相手に呆れかえってしまったのでした。
そして喧嘩ばかりとなった2人は結局、結婚半年で離婚することとなります。
離婚を経て猛省したM
Mは結婚相手と離婚後、実家に帰りました。
これまであった貯金も、豪華な結婚式と散財してばかりの結婚相手のせいで、スッカラカンになってしまい、とてもじゃないけど1人暮らしは難しい状況だったのです。
しかし娘であるMを責めることなく、彼女の両親はMを温かく迎え入れてくれました。
そして両親の温かさを感じると同時にMは「自分は浅はかだった」と深く反省します。
確かに結婚において大事なのは愛です。
それでも「愛さえあれば何でも乗り越えられる」と言い続けて、現実を直視しないのは問題でしょう。
そんな愛を持続させる為にも、真面目に働いて、身の丈にあったお金の使い方をするのが大事なのだと痛感させられたエピソードでした。
Mも「良い勉強になった」と言っています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。