米不足にもかかわらず……
A子夫婦と赤ちゃんが実家でお世話になっていたころは、ちょうど世間で米不足だと騒がれていた時期。そこに物価高が加わって食費への負担がますます掛かるにもかかわらず、実家の米のことなどお構いなしで毎回お代わりをする夫にも腹が立っていました。
A子の母が「お米が少なくなってきたわ」と夫に聞こえるように言っても、「そうなんですね」と何ら気にすることなくお代わりするのです。これには母もA子も呆れてしまいました。
夫のありえない一言にドン引き!
A子は「お世話になってることだし、食費の足しにしてもらおう」と思い、母にお金を渡すことを考えました。夫にそのことを相談すると、なんと夫は「え、実家なのに金渡すの!?」と言ってきたのです。A子はドン引き……。
妻の怒りの一言に……
一宿一飯どころか何日も実家にお世話になっているにもかかわらず、A子の親に一言のお礼もなし。たとえ家族であっても、相手に感謝の気持ちを伝えることは大切なことですよね。まるで「タダ飯」を食べるのが当たり前かのような夫に腹が立ち、「あんたがめちゃくちゃ食べるからだよ!!」と言ってやりました。夫は我に返ったようで、「分かった、ごめん」と謝ってくれました。
A子の夫は予定していたよりも早く自分だけ自宅に戻ったそうで、妻のため料理の練習や赤ちゃんを迎えるための環境作りをし、家族3人で暮らすための準備を頑張ってくれたようです。
夫にも悪気はなかったのでしょうが、このことを機に、A子の母にもしっかりと感謝の気持ちを伝えるようになったそうです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。