孫をかわいがってくれる祖母はありがたいもの……ですが行き過ぎはちょっと迷惑なのかも? 筆者の知人Aさんは初孫を溺愛。孫が推しとなったAさんは、よかれと思って孫に似合う服を貢ぐという推し活をしていましたが、これがお嫁さんを悩ませる原因となっていたようです。Aさんの孫愛について早速みていきましょう。

母さん、実は迷惑なんだ……

孫が生まれて半年、Aさんは相変わらず孫に服を贈る推し活を続けていました。ある日、また服を届けたときのこと。息子が言いにくそうに口を開いたのです。

「母さん、いつも服をくれてありがとう。でも実は迷惑なんだ、ちょっと控えてくれるかな」

服のプレゼントを喜んでくれていると思っていたAさんはびっくり。詳しく話を聞くと息子夫婦はAさんが大量の服をくれるせいで、自分好みの服が着せられずにモヤモヤしていたとのこと。

姑センスの服しか着せられず、服があるのに買うのももったいないと思ってしまうため、まったく自分好みの服は着せられない。そんな状況が辛かったのだそうです。

ばあば反省! 服を買うのはやめます

言いづらそうに伝えてくれた息子の言葉にしっかりと反省したAさん。どんな気持ちでお嫁さんが贈った服を着た写真を撮って見せてくれていたのかを考えると、勝手な推し活はしてはいけないと実感しました。

たしかに姑が選んだ服しか着せられないなんて辛かっただろうと思ったAさんは、今後の推し活は息子夫婦の要望を聞いて行うことを決意。

「何かほしいものない?」

Aさんが聞くと息子夫婦は絵本やおもちゃなど具体的なものをリクエストしてくれるようになりました。

孫愛は止まらない

勝手な推し活はやめたものの、Aさんの孫愛は止まりません。息子夫婦にもしょっちゅうリクエストを聞くのですが「こないだもらったからもうほしいものはないよ」と言われてしまいます。

そうなるとまた勝手に何かを贈りたい気持ちになってしまいますが、Aさんはグッと堪えて孫の写真を見つめることにしています。

孫を愛してもらえるのは嬉しいことですが、その気持ちが暴走して迷惑をかけないようには注意しなければなりませんね。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。