知人のA子は、不倫をした夫と話し合いをすることになりました。冷静に話し合えるか不安になったA子は、兄を味方につけて話し合いに臨むことに。すると、その兄の言葉で波乱の展開になり……?

ところが兄は、土下座して謝る夫に同情したようで、夫を擁護し出したのです。
兄は「こんなに謝っているし、一度の浮気くらい許してあげたらどうだ。誰だって間違えることはある」と、A子を説得してきました。
兄の言葉に、あ然とするA子。
さらに兄は「俺も若い頃は、嫁さん以外の女性にフラフラしていたこともある。彼は心を入れ替えると言っているし、数年後は『あんなことがあったね』と笑い話になっているさ」と言ってきたのです。

兄にブチ切れ!

味方のはずの兄に裏切られたA子は、失望と怒りでブチ切れました。
A子は兄に「お義姉さんは、お兄ちゃんの不倫を知ってるの? えっ、知らない? じゃあ、私から伝えておくね。数年後に笑い話になっているといいね?」と、告げたのです。
そして夫には、「どれだけ謝られても、許せない。離婚しかないから」改めて離婚を突きつけました。

「嫁には言わないで! 頼むよ~」と慌てる兄を見て、『こんなに頼りない兄だったとは……』とため息をついたA子。
兄にも悪気はなかったのでしょうが、こんなことなら1対1で話し合いをすればよかった、と後悔したそうです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。