届く時間が気になったり、玄関で対応したりと、宅配便の受け取りは意外と煩わしいもの。今回は、姑から自宅を宅配ボックス代わりにされた知人のエピソードをご紹介します。頻繁に荷物の受け取りをさせられた知人はついにキレて、姑に思い切った復讐を決行したのです。

嫁、ついにブチ切れる!

ある日、A子は姑から「冷凍カニが届いてない?」と電話で尋ねられました。
確かにその日、A子は冷凍の荷物を受け取っています。
A子は「届いてますよ」と答え、そして「今おいしくいただいてます♡」と、荷物を開封して今まさに食べていることを伝えたのです。

姑は当然、A子の行動を猛批判しました。
「人のものを勝手に食べるなんて!」とキレる姑ですが、荷物の宛先はA子の名前です。
しかも、姑から荷物が届くという事前連絡もありませんでした。
A子は「てっきり私へのプレゼントかと思いました。いつものお礼かと思って」としらばっくれたのです。

姑に復讐完了

電話口で「非常識だ! なんて嫁だ!」と姑はわめきました。
そんな姑に向かい、A子は「非常識なのはどっちですか? うちは宅配ボックスじゃありません! 何度も言っていますが、自分の荷物は自分で受け取ってください!」と言って、電話をガチャ切り。
以降の荷物の受け取り代行を拒否したのです。

A子の夫は嫁姑問題を見て見ぬフリで、どっちつかずの態度でした。
そんな夫に「カニを食べたからには共犯者よね?」と迫ったA子。
夫を味方に引き入れることに成功し、「荷物を受け取れ! 今すぐ持って来い!」問題を解決したのです。荷物を受け取るのが面倒な気持ちはわかりますが、人の家を宅配ボックス代わりに使っていい理由にはなりませんよね。人の迷惑も考えてもらいたいものです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2023年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。