「寄生虫はいいよな」失礼な義弟
Aさんは同い年の夫と結婚した30代の女性。新婚で幸せいっぱいに過ごしていましたが、Aさんには1人だけ気に障る人物がいました。それは義弟です。
「兄貴の収入で生きてる寄生虫はいいよなあ〜」
女性蔑視の考え方を持つ義弟は、Aさんに会うといつも寄生虫呼ばわりしてくるのでした。失礼な発言に腹が立っていたAさんでしたが、夫の家族だからと言い返すのは我慢。義弟に会うのが大きなストレスになっていました。
反撃! 堪忍袋の緒が切れました
義両親のことは好きだったので、よく義実家に顔を出していたAさん夫婦。この日も義実家で食事をするため訪問すると、義弟はまたもやAさんに対して例の「寄生虫発言」をします。Aさんはついに堪忍袋の緒が切れて、言い返してしまいました。
「私はちゃんと働いていて夫と同じくらい収入があるの。夫の収入で生きているわけでも寄生虫でもありません! 失礼よ」
義弟の失礼な発言に耐えかねて言い返してしまったAさんでしたが、義両親の目の前だったことに気がつき「やらかした!」と思いました。
義母の援護射撃!
義弟に言い返す姿を義両親に見られてしまい青ざめたAさんでしたが、待っていたのは意外な展開でした。義母がAさんの援護射撃をしてくれたのです。
「そうよ。Aちゃんはちゃんと仕事して家事までしてるのよ。働かずにいつまでも実家で文句ばっかり言ってるあんたはどうなのよ」
Aさんからも義母からも非難されてしまった義弟は押し黙り、自室へと駆け込んでいきました。その後、義弟のAさんに対する失礼な発言はなくなりました。
義弟のその後
義弟は働けていない負い目を、同じく人の収入で生きていると思い込んでいたAさんを攻撃することで解消しようとしていたのでしょう。
しかし、下に見ていたAさんから言い返され、さらに義母にまで指摘されてしまいました。そのことが悔しかったのか義弟はアルバイトを始め、家に少しお金を入れるようになったそうです。
「Aちゃんのおかげだわ〜」
義母に感謝され、義弟からは嫌なことを言われなくなり、Aさんは平穏な日々を手に入れました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。