結婚するかしないかは本人の自由ですが、いつまでも親に頼って実家に居座り、自分の老後を誰かに押し付けるのはちょっと違いますよね。今回は独身の義弟にモヤモヤしてしまったエピソードを、筆者の友人が聞かせてくれました。

いい歳して逆ギレの義弟に……

やがて、成長するとともに息子が義実家を訪れることは減っていきました。
しかし今年のお正月は、高校生になった息子を連れて義実家に行こうという話になり、久々に夫と息子と私の3人で義実家に帰省することになりました。

義弟は相変わらず義実家にいるため、義両親・義弟・私たち家族で食事をとることになったのですが……
その席で、常々義弟のことを不安に思っていた義父が「そろそろお前も結婚して家を出てくれたらなぁ」と漏らしたのです。

痛いところを突かれた義弟は逆ギレ!
「いいんだよ! 俺の老後の面倒はコイツが見るんだから!」と息子を指差して叫びました。

ついに堪忍袋の緒が切れる!

急に名指しされた息子は「え、なんで俺がおじさんの面倒みないといけないの?」とドン引き。
そんな息子に義弟は「昔からそういう話になってただろ! ほら、小遣いやるからさ!」と500円を渡そうとしてきましたが、それも息子は「もう自分でバイトしてるし、いらないよ。おじさんが自分にでも使えば?」と一蹴してしまいました。

そのやりとりを見ていた義父はついに「お前は甥っ子にそんなことを言っていたのか! 情けない!」と激怒!
結局、この一件をきっかけに義弟は家を半ばむりやり追い出され、一人暮らしをすることになったそうです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。