悲しいことですが、環境や立場が変わるとこれまで気が合っていた仲間とも徐々にズレを感じてしまう時ってありますよね。今回は10年来の旧友とのあいだに起きたエピソードを、子育て中の友人A子が聞かせてくれました。

当日、まさかのハプニングが

しかし当日の朝、息子が急に発熱して、保育園に預けることができなくなってしまいました。夫も仕事を休めず、私はY美たちとの食事をやむなくキャンセルすることに……。

しかし、グループLINEで事情を説明して謝罪すると、Y美は「私の海外での話、聞きたくないの?」と責めてきました。

私は重ねて「本当にごめん!」と謝りましたが、それでもY美は気に入らないのか「もう3歳でしょ? ちょっとくらい1人で置いといても大丈夫なんじゃない? 子どもの看病より私の一時帰国のほうが大事でしょ? 結婚して変わっちゃったね、A子!」と辛辣な発言!

10年来の友情にヒビが

するとその時、別の友人が「いや当たり前に子どもの看病のほうが大事だし、3歳を1人で置いてきちゃだめでしょ。私も独身だけどそれくらい分かるよ」と私を庇ってくれたのです。
それが気に入らなかったのか、以後Y美は誰が何を言っても既読スルーでした。

結局その日は私以外のメンバーで集まったようですが、後で聞いたところ、Y美の変わりっぷりに他の友人たちもドン引きだったんだとか。
いつまでも変わらず仲良しでいられると思っていましたが、やはり環境や立場が変わると難しいのでしょうか……。久しぶりに会えると思っていたのに水を差してしまったのは申し訳なかったですが、なんだかモヤモヤした結果になってしまいました。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。