これは子どもの自主性にまかせるタイミングに頭を悩ませた、筆者の友人Aのエピソードです。
ランドセルの中から出てきた大量のプリント!
ある日担任の先生から
「息子さんが、ぜんぜん宿題を出していないのですが、5日後が最終の提出期限日ですよ」
と電話がありました。
息子は毎日宿題を忘れ、担任の先生の注意ものらりくらりとかわしていたそうなのです。
一向に宿題を提出する気配のない息子に業を煮やした担任の先生が、最終手段として家に電話をかけてきたようでした。
そこで、私が息子のランドセルの中をみてみると、かたまりになった宿題のプリントが出てきました。
かたまりをほぐしてみたら、宿題のプリントの数は20枚!
つまり息子は、1ヶ月分の宿題をため込んでいたのです。
ランドセルの中を確認しない息子
息子は学校で宿題のプリントをもらうと、ランドセルの中に放り込み、その上から教科書を入れていました。
毎日これを繰り返しているので、教科書に押さえつけられた宿題のプリントは、ランドセルの底に溜まっていきます。
教科書の出し入れの時にランドセルの底まで確認しない息子は、過去の宿題のプリントの存在を忘れてしまっていたのです。
自分がうっかりしていたこととはいえ、1ヶ月分の宿題のプリントを目の前にした息子は半ベソをかいていました。
まだまだ確認が必要です
その日から私が息子に付き添い、毎晩12時近くまで頑張り、何とか提出期限日までに全部終わらせました。
小学4年生になれば、宿題を自主的にできるお子さんも多いかとは思います。
でも、なかには息子のようにランドセルの中にため込んで、忘れてしまうお子さんもいるかもしれません。
小学4年生くらいなら、子どもの自主性に期待しつつも、最後の確認は親がしたほうが良いと感じました。
【体験者:30代・パート、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。