夫婦は長年生活をともにしていると「相手が自分の考えていることをわかって当たり前」と、相手に対して言葉で伝えることを怠ってしまうことがあるのかもしれません。
これは筆者の友人Mとその夫との間に起こった出来事です。

夫を育て直す

「人に物をお願いする時は、“何をどうしたいからお願いします”。何かをしてもらったら“ありがとう”っていうのが常識でしょう! 私はあんたの召し使いじゃないんだからね!」
と私はキッパリと言い放ち、その日から夫が無言でカップを差し出してきた時は無視しました。

コーヒーを淹れても何も言わない時は
「人に何かしてもらった時は何て言うんだっけ?」
と、あえて子どもに言うように夫に言いました。

時間はかかりましたが、夫はお願いする時は言葉にして相手に伝えるようになり、してもらったことに対して感謝を伝えるようになりました。

夫がコーヒーを飲む時には私にも
「コーヒーを一緒に淹れる?」
と毎回ではありませんが、気を遣うようにもなりました。

言葉にして伝える大切さ

【夫婦だから言わなくてもわかる】【夫婦だからしてもらって当たり前】という考えではなく、【自分のことは自分でする】【声に出してお願いする】【してもらったことに対して感謝する】ことが、円満な夫婦関係を続けるために大切ではないかと 私は感じています。

【体験者:40代・パート、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。