知人のA子は、姑と同居を始めてからある悩みを抱えることになりました。
その悩みとは? 今回は、知人のA子から話を聞きました。
同居生活の悩み──姑の「冷蔵庫問題」
A子は、夫のお願いで姑と同居を始めました。
A子は同居に抵抗はなかったものの、ひとつだけ悩みがありました。
姑がスーパーで買った食材をビニール袋に入れたまま冷蔵庫にしまうため、冷蔵庫が散らかりがちだったのです。
ビニール袋に入ったままの食材がたくさん詰め込まれ、賞味期限がかなり過ぎた食品が冷蔵庫の中に放置されることもしばしば。
A子は「せめて袋から出して整理したい」と思っていたものの、姑のものに手を出すのは気が引けてしまい、日々の生活でストレスが溜まっていました。
賞味期限切れでも「大丈夫」? 姑の一言にびっくり!
ついに我慢の限界を迎えたA子は、冷蔵庫を整理しようと決心し、
「賞味期限が切れた食品を処分してもいいですか?」
と姑に尋ねました。
ところが、姑から返ってきたのは、予想外の反応でした。
「賞味期限が切れていてもまだ食べられるから、捨てないで!」
と激怒。
確かに賞味期限は決められた保存方法でしっかりと保存していれば、何日か日にちが過ぎていても品質的に問題はないと言われていますが、A子はびっくりし、それ以来姑の食材には触れないようにしていました。そのため、冷蔵庫の混乱は解消されず、悶々とした日々を過ごしていました。
小6の娘が救世主!? 「金運アップ」で状況が一変
そんなストレスフルな日々の中で、思わぬ救世主が現れました。
それはA子の小6の娘。
ある日、娘がどこで耳にした言葉なのか、姑に
「おばあちゃん、冷蔵庫をきれいにすると金運が良くなるんだって!」
と話しかけたのです。
この言葉が姑の心に響きました。
姑は経済的に苦労した経験から食材を捨てることに抵抗がありましたが、「金運が良くなる」という孫の言葉に惹かれ、少しずつ冷蔵庫の整理を始めるように!
小さな変化がもたらした大きな効果
娘の一言がきっかけで、姑は冷蔵庫の整理を進め、冷蔵庫の中がきれいになっていきました。
その結果、冷蔵庫の中がスッキリし、A子が料理をする際のストレスも大幅に軽減。
姑にも悪気はなかったのですが、冷蔵庫の整理が進むことで、家庭内の雰囲気も明るくなり、A子と姑の関係も少しずつ良くなっていきました。
これからもA子家族がお互いを支え合いながら、居心地よく過ごせることを願っています。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。