『人助けだと思っていたら自分が大変な目に遭ってしまった』そんな経験はありますか?
誰かのために行動できることはもちろんとても素晴らしいと思いますが、だからといって自分を犠牲にしすぎると辛くなることも。
筆者の友人から聞いたお話をご紹介します。

ファミレス

これは以前、『やらかしちゃったなあ』と反省した出来事です。

私は息子が小学生になったタイミングで、近所のファミレスでパートとして働き始めました。

専業主婦になる前は事務員として働いており、接客業は初めて。

何度もミスして迷惑をかけてしまうこともありましたが、ほかのパートさん達がみんな優しく教えてくださったおかげで、徐々に自信をもって接客できるようになりました。

そんな仕事に慣れてきたころ、世間は夏休みに突入。

私と同じように子育てしているママのパートさん達が、育児のため、なかなか出勤できない状態になっていったのです。

労働日を増やした

そこで『人手が足りないので出勤日を増やせないか』と店長から打診され、週3日から週5日出勤するように。

『いつもお世話になっている分恩返しをしたい』という思いで出勤日を増やしたのです。

すると、
「本当にありがとう」
「あなたがいてくれてよかった」
と同僚達から何度も感謝されるように。

みんなの役に立てていると誇らしく思っていたのですが……。

雲行きが怪しい

私は徐々に、家事と仕事の両立でてんてこ舞いに。

幸い両親が近くに住んでいたこともあり、息子の世話は任せられる環境ではありました。

そうは言っても全て丸投げというわけにもいかず。

だんだんと、自分自身の睡眠や食事がおざなりになっていったのです。

安請け合いはダメ!

その結果、体調を崩して1週間寝込んでしまいました……。

結局、急遽休みをもらうことになって、周りにもたくさん迷惑をかけてしまう展開に。

良かれと思ってしたことではありましたが、もう安請け合いはしないと固く誓った出来事でした。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。