招待されて嬉しいものの1つ『結婚式』。
仲睦まじげな新婚夫婦の姿を見て、幸せをもらえる気分になる方も多いのではないでしょうか。
でも、なかには結婚式で散々な目に遭うことも……。
今回は筆者の知人A子から聞いた、友人の結婚式エピソードをご紹介します。

結婚式

これは私が最近、とある友人に心底失望したお話です。

大学時代に同じサークルに所属していた友人B美から結婚式に招待されました。

卒業以来連絡を取っておらず、在学中もあまり話したことがなかった私たち。

それでも『サークルの同期はみんな招待するから』『プチ同窓会気分で来てほしい』と言われ、参列することに決めたのです。

友人代表スピーチ

でも、結婚式1週間前に急にB美から無理難題なお願いが!

「友人代表スピーチはA子にお願いしたいの」
「もうプランナーにも伝えてある」
「感動できるスピーチをよろしく♪」

どうやらB美と仲良しだったサークル仲間がこぞって欠席することになり、急遽それほど親しくない私に白羽の矢が立ったのです!

結婚式後共通の友人から聞いた話ですが、B美と仲良しに見えていたメンバーは、B美の自分勝手な言動に困らされていたそう。

大学卒業後はみんなB美とは疎遠になり、今回の結婚式も相談し合ってみんなで不参加を決めたのだとか。

とは言っても、私とB美との間には深いエピソードもなかったため、頭を抱えながら何とか台本を作成。

そして迎えた当日の朝、B美から酷すぎるLINEが!

ほかの子にだって!?

「スピーチはほかの子にお願いできたから!」
「やっぱりA子は大丈夫♡」

なんとB美、私以外にも参列する友人に『代表スピーチをお願いできないか』と声をかけていたのです!

その友人がスピーチを引き受けてくれたため、私は用済みとのこと。

どうやらその友人から『仕事で忙しくスピーチの内容を考える時間が取れるかわからない』と言われてしまったので、保険として私に頼んでいたのです。

プランナーに伝えてあると言うのも、B美のウソでした……。

ありえない……

スピーチする人がいなかったら困るのはわかりますが、これを聞いて、さすがに堪忍袋の緒が切れた私。

式には参列したものの、その後B美の連絡先をブロック。

一部始終を話していたサークル仲間も私に同情してくれて、話は人から人にどんどん広まり、みんなB美と距離を置くようになりました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。