幼馴染
電話をかけてきた相手は、母ではなく幼馴染のA子でした。
A子とは幼稚園の頃からの仲で、実家は徒歩3分の場所にあり、学生時代はいつも一緒にいました。
実家にいるときはお互い家を行き来していたため、A子は私の母とも仲がよいです。
そんなA子からの電話に「いま母と連絡がつかずそっちに向かおうと思っているところだから、またあとでかけなおすね!」と伝えると、A子は「私徒歩3分だし見てくる!」とすぐに実家に向かってくれると言ってくれました!
幼馴染で家が近いからという理由で、夜の忙しい時間帯にすぐに実家へ向かってくれるA子の優しさに私は感動。
学生時代のようにいつも一緒にいられるわけではなくなりましたが、A子との友情は何も変わっていないと実感しましたし、今後もA子を大切にしたいと感じる出来事でした。
おまけ
結局のところ、A子が様子を見に行ってくれたとき、母は韓国ドラマに夢中になっていて着信に気がついていないだけでした。
それでもA子が実家に向かってくれなければ、私は実家まで1時間の距離を不安でいっぱいなまま過ごしたことでしょう。
ちなみにA子はそれをきっかけに、ちょくちょく実家に顔を出してくれて、母と世間話をしたり母に愚痴を聞いてもらったり、母とも友達のような関係になっているそうです。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。