「やらかした!」と思わず声を上げてしまうような失敗をしたことがありますか。筆者の場合はよくあります(笑)今回は実体験から、子どもの入園入学が重なり夜中に名前付け(持ち物に名前を書く作業)を開始してやらかしたエピソードを紹介します。

わが子は3歳差兄弟!入園入学が被り……

わが家は3歳差兄弟のため、今年は長男が小学校に入学、次男が幼稚園に入園する年でした。小学校や幼稚園に持っていくものには、必ずすべてのものに名前を書かなければなりません。衣類だけでなく、クレヨンや色鉛筆など1本ずつ名前を書く必要がありました。特に小学校で使う算数セットにはそのアイテム数の多さに、ある程度予想していたとはいえ度肝を抜かれました。

やっと「名前付け」を開始するも……

あまりにも書く量が多いので、なかなかやる気になれず3月の下旬まで溜め込んでいました。しかし「さすがにやらなければマズイよな~」と急にスイッチが入り、子どもたちが寝静まったあと、夜中の11時頃から気合を入れて書き始めることに。

スタンプは以前使用していたものが見つからなかったため諦め、名前シールにするか手書きにするか迷ったのですが、油性マジックでの手書きを選択しました。先に次男の分を書き終え、次に長男の分を書き始めました。

算数セットで悲劇が……

名前付けの最難関である算数セットに取り掛かった私。しばらくしてから私はとんでもないミスをしていることに気付きました。先に言い訳になりますが、私はきっと疲れていたのでしょう。

小さな花形のおはじきに、長男の名前ではなく、次男の名前でもなく、何を思ったか「自分の名前」を書いていることに気付いたのです。よく見てみると、引き算や足し算のカードも自分の名前が書かれていました……。

一瞬何が起きたか分からず、ただただ「やってしまった」と思いました。久しぶりに自分にびっくり。とても書き直す気にはなれず、とりあえずこの日は一旦寝ることに。

ちょっとだけ夫に期待するも……

この日は金曜日だったので、夫は仕事と飲み会で帰宅時間が遅かったのですが、寝る前にメッセージアプリで算数セットの写真と「自分の名前を書いてしまった……泣」と一言添えて夫に送りました。「私が寝ている間に夫が訂正しておいてくれたらなぁ」とちょっとだけ期待しつつ、既読になる前に眠りにつきました。

夫婦で訂正作業!

やはり、現実はそう甘くはありませんでした。夫の帰宅時間が遅かったこともあり、訂正された形跡全くなし! 完全なる私のミスなので、仕方ありません。

しかし、「名前付けを私ばかりがやるのはおかしいんじゃないか……?」という気持ちになってきた私。夫と交渉し、週末にふたりで一緒に訂正作業を行うことになりました。「間違えた人が直せよ!」などと怒ることもなく、素直に訂正作業を受け入れてくれた夫に感謝した出来事でした。

名前を間違えて書いてしまった私のせいで2度手間になってしまいましたが、夫婦ふたりで行った訂正作業はあっと言う間でした。最初から「一緒に名前書こう!」と夫を誘えばよかったです。共働きだった私の母も昔同じ作業をやってくれたのかなと思うと感慨深い気持ちにもなりました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。