時短調理が叶う「料理の素」は、忙しいときの強い味方です。でも世の中には「料理の素は手抜き」と、考える人も少なくありません。今回は、義母から料理の素を批判された知人のエピソードをご紹介します。

義母を黙らせた嫁の作戦とは?

その日も、A子の家に義母が訪れてネチネチとお説教をしていました。
いつものA子は塩対応ですが、その日は珍しくしおらしい態度。
そしてA子は義母に「今日は料理研究家の友人から教えてもらって作りました」と麻婆豆腐を出したのです。

義母は『ようやく私の意見を聞く気になったか』とにんまり。
麻婆豆腐を口にして「おいしいわ。いつもの味と全然違う。やればできるじゃない」とA子を褒めてきました。

するとA子は、「実はこれ、料理研究家の友人がすすめてくれた麻婆豆腐の素を使ったんです。やっぱりプロが認める商品って、おいしいですよね!」とネタばらし。
料理研究家の友人から「ヘタに自分で作るよりおいしくできるよ。味も安定するし」とおすすめされた料理の素を使っていたのでした。

嫁の勝利!

「えっ?!」と驚く義母に反論の隙を与えず、A子はたたみかけました。
「お口に合って良かった! これからも使いますね」と義母にきっぱり宣言したのです。
料理を褒めた手前、今さら料理の素はダメとは言えません。
義母も心配して言ってくれていたのかもしれませんが、こうして義母を黙らせることに成功しました。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。