「死語」という言葉があるように、若い時は普通に使っていた言葉でも今の若い人には通じない言葉は沢山あります。今回は当たり前に通じると思っていた言葉が通じずに驚いた経験のある筆者の知人、Oさんに聞いたお話です。

娘を見送りに行って

Oさんの娘は中学生。

連休を利用してひとりで新幹線に乗り、旦那さんの実家に行くと言い出したため、「可愛い子には旅をさせよ」という気持ちで送り出すことにしました。

「本当に大丈夫? 知らない人について行っちゃだめよ」
「もう、わかってるってば」
娘がひとりで新幹線に乗るのは初めて。やはり心配になり、Oさんはホームまでついて行くことに。

「お財布持った?」
「持ったよ」
「スマホは?」
「持ってるよ」
「じゃあ、着いたらおばあちゃんたちと写メちょうだいね」
その言葉に、娘は不思議そうに首を傾げました。