隣人トラブルは極力起こしたくない! と思う人がほとんどのはず。
なかなか会う機会がないと、どんな人が住んでいるのかも分かりませんよね。
今回は筆者の友人A子さんが体験した、まさかの隣人トラブル話をご紹介します。

突然の大きな音。一体何が起きたの!?

幼稚園に通う息子がいるA子さんのお話です。
息子を送って家で家事を済ませてゆっくりしていると、突然ドガンッ! と大きな音が聞こえました。
何の音か分からず驚いていると、

「お前やりすぎやって!」
「これはやばいやろ!」

と、若い男の子達の笑い声が聞こえたのです。
その声はベランダから聞こえたので、ベランダに出てみると……!

非常壁に大きな穴が!!

なんと、ベランダを仕切る非常壁が大きく破れていたのです。
そして破れた側のベランダから先程の男の子達の声が聞こえて、ベランダ戸が閉められる音も聞こえました。
男の子達が何かしたに違いないと思い、お隣のインターフォンを押すも、居留守を使われてしまったのです。

仕方なく、親がいるであろう夜に再度インターフォンを押すと、けだるそうな隣人ママが出てきました。
初めて話すのでドキドキしましたが、非常壁が破れたことと、大きな音と笑い声も聞こえたとハッキリ伝えました。
しかし隣人ママは相変わらずけだるそうで、「ちょっと確認するんで……」と、家に戻ってしまったのです。

なんでこっちのせいなの!? ブチ切れる隣人ママ

しばらくして隣人がA子宅に尋ねてきたのですが、

「これはあなたがやったんですよね!? うちの子は何も知らないって言ってますけど!?」
「ベランダが見えるのが不快! 修理費とか全部あなたが負担して、早く直して!」

そう勢いよくまくし立てられてしまったのです。
夫に対応を頼みたかったのですが、生憎夫は出張中。
どちらにせよベランダが見えてしまうのはこちらも不快だったので、管理会社に連絡することになりました。

なんとか収まったからよかったけど、もう二度と関わりたくない

後日管理会社立ち合いで現場確認すると、明らかに隣人側のベランダから破られている形跡が分かり、その場で真っ赤になる隣人ママ。
小さい声で「すいませんでした……」と言われ、その後は管理会社とのやり取りに切り替わりました。

その日の夜、隣人パパがA子さん宅を尋ねてきて、お詫びのお菓子と丁寧な謝罪があったのです。

「妻は子どもを溺愛していて、子どもの言う事が全てだと信じてきかない。」
「今回の事は息子も妻も厳しく叱ったが、あまり反省していないかもしれない。また何かされたらすぐに言ってほしい」

どうやら中学生の息子は少しグレていて、やりたい放題なのだとか。

結局管理会社が修理をしてくれて、一週間ほどで穴は塞がり一安心。
隣人パパさんはまともそうではありましたが、二度とお隣と関わりたくないと思ってしまった出来事でした。

まとめ

私も昔一人暮らしの時に隣人トラブルを経験したことがあるので、嫌になる気持ちがすごく分かります。
悪気はなかったのかもしれませんが、家庭を持てば一人暮らしより引っ越しは大変ですので、極力関わらないようにするしかありませんね……。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。