たとえ結婚して義理の親子になっても、義両親とはお互いにマナーを守ってお付き合いしたいものですよね。しかし、中には【とんでもない行動】をしてくる人もいるようです。今回は友人が体験した驚きのエピソードをお届けします。

合鍵が姑の手に

私は半年ほど前に結婚して、夫の実家の近くに戸建てを購入しました。
たとえ近所に住んでいたとしても、義両親とはある程度の距離を保って生活したいと思っていた私。しかし、夫は私の反対も聞かず、「何かあった時に安心だから」と、新居の合鍵を1本姑に渡してしまいました。

それ以来、仕事や外出先から帰宅するたびに、家の中の様子に違和感を覚え始めるように……。
物の配置が変わっていたり、動いていたりと、なんとなく人が入った気配を感じるのです。
私は密かに姑のことを疑っていました。

義実家で見つけて驚愕した物とは?!

ある日、私はあえて事前に連絡をせずサプライズで義実家を訪れました。すると、なんと玄関に私が結婚式で使用したブーケが飾られているではありませんか!

結婚式後にドライフラワーにしてもらい、クローゼットの奥にしまっていたはずなのに、一体どうしてこんなところに?

続々と出てくる証拠品

姑を問い詰めると、最初は否定していましたが、やがて言い逃れできないと思ったのか「どうせもう使わないでしょ?」と開き直り始めました。

やっぱり……! と思った私は、そのまま義実家の家捜しを開始! すると、なくしたと思っていた私の私物が続々と出てきたのです。

しかも、どうやら「普段は使わなさそうな物(=なくなっても気がつきにくい物)」を周到に選んでいるようです。
姑は私の留守中に勝手に合鍵で中に入り、なくなっても私がすぐには気づかなさそうなものを持って帰っていたのでした。

反省の色無しの姑に唖然

ちなみにブーケは、今日義実家に来るお客様に見せるために玄関に飾ったんだとか。
あまりの仕打ちに私は「泥棒と同じですよ!」と責めましたが、姑は悪びれずに「息子の家なんだし、そんな大げさな~」とヘラヘラした態度。反省の色は全くありません。

私は盗られたものを写真におさめて帰宅し、夜になってから夫に突きつけました。
「あなたが合鍵を渡したせいでこんなことになった。明日警察に行く!」と言うと、夫は慌てて「鍵は返させるし、もう2度とうちには近寄らないように言うから!」と約束してくれました。

実際、翌日すぐ義実家に行って、姑に厳しく説教してくれたようです。
姑には悪気がなかったかもしれません。軽く考えていたのかもしれませんが、もちろん、もう姑を信用することはできないので、今は距離を置いて深く関わらないようにしています。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。