同じ内容でも、言い方ひとつで、受け取り手の印象は大きく変わりますよね。今回は、知人から聞いた、店員への態度がキツい母親の話から、伝え方を考えさせられたエピソードをご紹介します。

娘の発言

その後帰宅したときでした。娘が唐突に、母へ「なんで店員さんに怒ったの? 」と質問しました。

母は「怒ってはないわよ。まあそういうものなのよ」と返したものの、娘は
「でも私、おばあちゃん以外の人であんなふうに言っているのは見たことがないの。ねえ、そういうものってどういうこと? 」と質問をし続けます。

娘はおばあちゃんを責めているのではなく、純粋に疑問に思っているようでした。

今まで私が何度言っても変わらなかった母が、この出来事のあと、店員さんにキツい態度をとることがなくなったのです。

伝え方

今回母が変わったのは、単に孫から言われたのが大きかったのかもしれませんが、伝え方もあるのかなと感じました。

私は今まで母を責めるように指摘してきましたが、そんな伝え方では、なかなか伝わらないよな、と今回の件で実感しました。これからは、責めるのではなく伝えることを大切にしていきたいと思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2022年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:橘るい
IT企業での激務を経験する中、落ち込むことがあった日でも、ほっこりしたり笑える良い話に勇気づけられ、自らも読者を元気づけたいと思いライター業をスタート。キャリアを生かして、友人知人に取材。記事にするコラムライターとしてltnで活動中。