同じ内容でも、言い方ひとつで、受け取り手の印象は大きく変わりますよね。今回は、知人から聞いた、店員への態度がキツい母親の話から、伝え方を考えさせられたエピソードをご紹介します。
店員への態度がキツい母親
うちの母親には、ひとつだけやめてほしいことがありました。それは、店員さんにキツい態度をとることです。
怒鳴るとかでないにしろ、いちいちきびしいのです。
スーパーのレジで「カゴの中の置き方が悪い」「クーポンを持ってないかもっと早く聞くべきだ」など、言ってることが多少理解できるときもありますが、何にせよ言い方がキツい。
「そういう言い方やめなよ」と今まで何度も注意しましたが、母はまったく聞く耳をもちませんでした。
ある日の買い物
そんな母なので、一緒に買い物に行くのは避けたいという気持ちはあるものの、車がない母のため、ときどき一緒に買い物に出かけていました。
先日、母・私・小学生の娘の3人でスーパーへ買い物に行ったときのことです。
母はレジで「あなた、ちょっと手際が悪いわよ」とまた強めの口調で言い出しました。
店員さんの名札を見ると『研修生』の文字が。「ちょっと! 」と母を制し、店員さんに「すみません」と謝りました。
母はそれ以上何も言わなかったものの、店員さんはその後、萎縮してしまっていて、私は申し訳なく思いました。
いつも、母親の失礼な言い方と、さらにそれを防げない自分へイラッとしてしまいます。