部活動は子どもたちの活動ではありますが、場合によっては保護者の協力が不可欠です。筆者の友人・Oは、子どもが部活動に入ったことにより、トンデモない保護者に遭遇したと言います。子どもの部活よりも「あること」を優先した保護者の末路とは──?

本当の理由

その後、私たちはGさんに話を聞くことにしました。
実はGさんは浮気をしていて、旦那さんのいない土日に相手の男性と会っていたとか。
Gさんの旦那さんは平日休みのため、浮気相手と会えるのは週末のみ。
そのせいで送迎ができなかったと言いました。
その日も、子どもが試合で出かけるのを良いことに、男性と会う約束をしていたそうです。

しかし、近くのテニスコートに子どもたちが来ていることも知らず、安心しきっていたところに私たちと鉢合わせしてしまった……この理由に私たち保護者はあ然としました。
部長の保護者で会長のBさんが「G君には全く罪がないから、G君の送迎は私たちで担当します。ただ、あなたのそういう態度は、同じ部活の保護者としてどうかと思いますよ?」というと、Gは平謝り!
「うちの夫には言わないでください! 息子にも黙っていてください! 今までの分、これからは協力しますので!」と猛省していました。

その後

その後、Gさんは必ずといって良いほど、送迎の車を出してくれるようになりました。
もともと、土日は自分の仕事がお休みで、送迎には問題がなかったとのこと。

どうやら浮気相手とも別れたらしく、何とか息子さんや旦那さんにもバレずに済んだようです。
偶然っていうのは怖いものですね。
今回のことで、悪いことはできないものだと思いました。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。