大事な集まりにドタキャンした友達。しかもその日、彼女は他の場所にいた
ある日、私とA子を含む友達5人で、地域で行われる催し物の企画をすることになりました。とりあえず、企画の打ち合わせがてら、5人で予定を合わせてランチをする約束をしたのです。
しかし当日、お店についてから、企画メンバーのグループチャットに「ごめん、今日体調が悪くて行けない」とA子から連絡が。
その場にいた友人たちは口々に「またA子ドタキャンなの?」「初っ端からこれじゃ、催し物の企画なんてできないよ」とA子に対して怒り出しました。
皆の怒りはごもっともです。私は「まぁまぁ、ひとまず今日は4人で話し合おうよ」と皆をなだめながら、「本当にこの企画、大丈夫かな?」と不安に思っていました。
すると次の日、企画メンバーの1人から驚きの連絡が入ったのです。「私の妹が、昨日隣町のスーパー銭湯でA子を見たって言うのよ!」
詳しく話を聞くと、A子は私たちが打ち合わせをしていた時間に、他の友人たちとスーパー銭湯にいたと言うのです。
これはさすがに良くないだろうと、私たちはA子を呼んで「昨日、スーパー銭湯にいたのを見たって人がいるんだけど」と問い詰めました。
はじめはしらばっくれていたA子でしたが、日頃からドタキャンが多いことも非難され、「じゃあ私抜きで企画やれば!」と逆ギレ。
もうこれ以上A子を庇うことはできません。私が「企画からはずれてもらうのは当然として、正直これからの付き合いも考えるレベルだよ」と言うと顔色が変わり、「ごめんね、これからは気をつける」と謝ってきました。
その後A子はきちんと企画の集まりに来るようになり、催し物は無事成功に終わりました。
しかししばらく経つと、A子はまた何事もなかったかのように、連続で当日キャンセルをするようになりました。何か理由があるのかもしれませんが、約束を無下にするA子を許すことができず、今は距離をおいています。
ただ、今でも大切な友人だと思っているので、もしドタキャンする癖が治るのであれば、また会いたいという気持ちはあります。しかし逆に一生治らないようなら、もう彼女と会うことはないでしょう。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。