最近その息子が反抗期に突入したようで、幼いころではありえないような口調や態度に困っていました。今回はA子から話を聞きました。
息子の反抗期、ついに始まる
A子の息子は幼いころはとても素直で、ママっ子だったのですが、最近では反抗期なのか、いつも不機嫌で口調もかなり荒くなってきました。
そんな息子がある日、
「洗濯した服が生乾き臭い!」
とA子に怒鳴りつけてきたのです。
これまでは部屋干しをしていたのですが、息子の指摘を受けて天気の良い日に外干しすることに変更しました。
しかし、その後さらなる問題を引き起こしました。
「着る服がない!」またもや不満爆発
数日後、息子がまたもや不満をぶちまけてきました。
「着る服がない! お前が洗濯サボってるからだろ!」
と初めてA子を「お前」と呼んだのです。
その瞬間、息子も「しまった」とバツが悪そうな表情。
A子はその言葉にショックを受けつつも、怒鳴りたいのを必死で我慢。
「今後一切、あなたの服は洗わない。自分で洗いなさい」と毅然と告げ、洗濯物を放置することにきめました。
初めての洗濯、大失敗!
その結果、息子は自分で洗濯せざるを得なくなり、渋々洗濯を始めることになりました。
ところが、初めての洗濯で、お気に入りの白いTシャツと色物を一緒に洗ってしまい、白いTシャツが青く変色!
これには息子も驚いた様子。
お気に入りのTシャツが台無しになり、相当落ち込んでいたようでした。
謝罪と成長、自立への一歩
その夜、息子はA子に素直に謝ってきました。
「ひどい言い方してごめん。洗濯の仕方教えてください」と。
A子はこの謝罪にちょっとホッとしました。
「お前」呼ばわりされたときには正直かなりイラッとしましたが、反抗期の息子でも、まだまだ可愛げが残っていると感じた瞬間でした。
しかし、A子は同時にこれまで息子の身の回りのことに手を出しすぎて、過保護すぎたのではないのかと反省。
息子に自分でできることは自分でさせるべきだと感じました。
今後は、反抗期を成長の一部として受け入れつつ、息子が自立できるようにサポートしていきたいと思ったA子でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。