知人のA子はある日、自宅の駐車場に迷惑駐車をされてしまいました。A子の自宅があるのは閑静な住宅地で、迷惑駐車をされるような場所ではありません。彼女が原因を調べると、意外な理由が判明したのです。

ところがオーナーは「それは客側の問題で、私には責任はない」と言い放ち、まともに対処してくれません。
オーナーの無責任な態度にキレたA子は、「こっちは迷惑しているんです! 駐車場がいっぱいなのは今日だけじゃないですよね!? また起きたらどうするんです?」と訴えました。

するとオーナーは「日中に駐車場を貸してくれませんか? 謝礼は支払います」と、まさかのお願いをしてくる始末。
トラブルになりそうな予感がしたため、A子はその申し出を拒否し、何かしらの対応をお願いしてお店を出たのです。

その後、レストランはどうなった?

他の住人からもクレームがきたのか、それ以降、お店の1台分の駐車場に縦列で2台の車を停めるようになりました。
ところが、無理やり停めているので車道に車がはみ出しています。
それを確認したA子は、警察に即通報することに。

警察から注意されたのかオーナーはようやく少し離れた場所に駐車場を借りるようになりました。
これで迷惑駐車問題は解決したそうです。

駐車場問題で、その隠れ家レストランは近隣住民から厳しい目を向けられることになりました。
何か理由があったのかもしれませんが、A子は「ケチらずに最初から借りておけばよかったのに」と思ったそうです。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。