遠足は子どもが楽しみにしているイベントですが、大人はお弁当作りという大仕事が待っています。今回は、ママ友からお弁当作りを頼まれた知人のエピソードをご紹介します。
ママ友から遠足のお弁当作りを頼まれた
A子は幼稚園の親子遠足の直前に、ママ友のB美からある頼み事をされてしまいました。
それはB美親子のお弁当作り。
親子遠足では各家族でお弁当を持参することになっていましたが、B美は「うちの分もお願いできない?」と言ってきたのです。
A子は料理上手で、お弁当作りも得意。子どもが喜んでくれるので、凝ったお弁当を作ることもありました。
その料理の腕に目をつけられたのです。
図々しいママ友に困惑
図々しい頼み事をされたA子は「自分で作ったほうがいいよ。その方が子どもも喜ぶし」と、やんわり言って断りました。
でもB美はしつこくねだってきて、諦めてくれません。
「私は仕事が忙しくて、お弁当を作ってる暇がないのよ。あなたは料理が得意だし、ちゃちゃっと作れるでしょ? 残り物で作ってくれたらいいから。1個多く作るだけでしょ? それくらいいいじゃない!」
ごねるB美に根負けしたA子は、食材費の支払いを約束させた上で、お弁当作りを引き受けることに決めました。
遠足当日、A子は「はいこれ、頼まれたお弁当」と、B美にお弁当を渡しました。
するとB美は厚かましくも「お弁当のこと、みんなには内緒よ」と念押ししてきたのです。
そんな態度にイラっとしたA子でしたが、笑顔でスルーすることができました。
なぜなら、彼女はお弁当にある細工を施していたのです。