多様性を認める時代になってきたとは言うものの、まだマイノリティへの理解は進んでいないこともあるようです。筆者の知人Aさんの高校生の息子さんは、メイクに興味があるそう。薄化粧をして過ごしている息子さんですが、同年代からは何も言われなくても、上の世代には心ないことを言われてしまうことが多いのだとか。メイク好きな男子が何を言われてしまうのか、早速みていきましょう。

年代が上がると心ない反応も

メイクを楽しんでいる息子ですが、少し年代が上の男性には厳しい反応をされることもあるそうです。

アルバイトの面接でメイクをしていることに気づかれたときには「気持ち悪いからメイクはやめてくれる?」と言われました。

男子トイレで化粧直しをしていたときに「男が化粧なんて何考えてんだ」と言われたこともあります。

多様性の時代とはいっても、まだまだ男子がメイクをすることを受け入れられない人も多いことを、息子は実体験として感じ取っていたのです。

周囲がどう思っても自分らしく

メイクに対して心ない言葉をかけられると、気持ちが折れそうになることもあると息子は語っています。しかし、自分らしくありたいと願っている息子にはメイクをしないという選択肢はありません。

これからもメイクは続けるし、自分らしくいたいと決意する息子をAさんは全力で応援しています。

時代がすぐに変わるのは難しいのかもしれませんが、どんな選択をした人にとっても生きやすい世の中になるといいなとAさんは願っているのでした。そしてAさん自身も人の価値観に余計な口を出すことがないように気を引き締めたいと思っています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。