やむを得ない事情で、ママ友に頼まれて子どもを預かった経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ママ友が困っているなら助けてあげたい…そんな気持ちを悪用されたという話を、筆者のママ友から聞きましたのでご紹介します。

迎えに来ないママ友

A子の娘はうちの娘と同級生で、一日楽しそうに遊んでいました。

しかし夕方になってもA子は迎えに来ず、だんだんと心配になってきました。A子からは行ったっきりなんの連絡もなく、私が送ったLINEも既読にすらなりませんでした。お母さんの具合が悪いのかもしれないし、バタバタしているかも…と思うと、こちらから連絡するのもはばかられます。最悪このまま連絡が取れなかったら、A子の娘は家に泊めようと思っていた頃、22時前になってやっとA子が迎えに来ました。

「トラブルで…」と話すA子は見るからに疲れていたので、大変だったねとねぎらいました。

ママ友の行動は実は…

後日、別のママ友に会う機会があり、A子の話になりました。そこでA子についての真相をきいてびっくり!
「え!? A子の子ども預かったのあなただったの!? その日は推しの限定グッズ発売日だから預かってくれって私も言われたのよ。うちは用事あるから断ったんだけど、そっちに行ってたんだね…」

じゃああの今にも泣き出しそうな深刻な顔は演技で、母親が倒れて入院したっていうのも全部嘘だったの…? 開いた口が塞がりませんでした。

子どもの前ですぐにバレる嘘を言うなんて、と呆れましたし、そんな嘘をつくために自分の親を使うんじゃないよ! と情けなくなりました。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。