子どもたちの晴れ舞台!
ちょうど2年前の10月。
M子の子どもたちが、長男6年生・長女4年生・次男幼稚園児だった時の話です。
10月中旬に開催される運動会で、長男は赤組の応援団長になりました。
しかも長男・長女そろってリレー選手に!
M子夫婦も、運動会をとても楽しみにしていたのですが、大変なことになってしまったのです。
どうしよう! 運動会と結婚式が重なった!
9月の初めに義母から「10月◯日に弟夫婦の結婚式があるから」と電話が!
電話を受けたM子は「えっ、その日は……」と黙り、出席するかどうかは答えませんでした。
実は、義弟の結婚が決まった時、義母から「結婚式はいつなら出席できる?」と事前に聞かれていました。
もちろんM子は10月は運動会があるから、出席は難しいと伝えていました。もちろん予約状況等の兼ね合いもあったのかもしれませんが、義理の両親や義弟が、M子夫婦に確認もなく結婚式の日程を決めた事に少しモヤッとしました。
M子夫婦が選んだ決断とは?
結婚式と運動会の日が重なり、M子夫婦は悩みます。
夫が「結婚式は俺だけ出るよ」と言ってくれたので、夫のみの出席を義理の両親に伝えると……。
「は? 運動会は毎年あるでしょ! 非常識にもほどがある!」と義母がブチギレ。
M子は応援団長の息子を休ませるのは絶対に嫌だし、もう自分が犠牲になるしかない! と腹を括りました。
家族同士の付き合いは「思いやりと配慮」が大切
子どもたちには申し訳なかったのですが、運動会の応援はM子の妹家族と両親たちに任せ、M子夫婦は結婚式に出席。
幸い妹夫婦が、子どもたちの奮闘ぶりをしっかりビデオに撮ってくれました。
その後、家族で鑑賞会をしてM子夫婦も子どもたちをたくさん褒めてあげました。
しかし、M子の中で義理の両親や義弟たちへのモヤモヤが生まれ、その後は距離を置くようになりました。
義母の言うように運動会は毎年ありますが、小学校最後の運動会は一度しかありません。結婚式と運動会、どちらも晴れの日であるからこそトラブルの元になってしまい残念ですね。
義弟夫婦や義理の両親たちが、子どもたちやM子の両親たちへのフォローや労いの言葉があれば違った結果になっていたかもしれませんね。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2022年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。