さすがにそこまでは無理
「彼氏と花火を見に行きたいから、子どもを泊まりで預かって!」
「彼氏がどうしても子どもなしで出掛けたいって遠出したけど、お迎えに間に合わなくなっちゃって。幼稚園のお迎え、代わりに頼んでいい?」
と、B美は頻繁に子どものことを私たちに頼んでくるようになりました。
最初はB美に協力していた私たちでしたが、あまりの頻度に、「さすがにこれは……」と辟易してしまうこともしばしば。
ある時、B美が「彼氏の誕生日だからディナーしてホテルに泊まりたいの。誰か子どもを泊まりで預かって!」と言ってきました。
みんなが躊躇していると、ハッキリ言うタイプのママ友が、ついに
「子どもが1番って言ってたよね? 今のB美はとてもそんなふうに見えないよ。彼氏を作るなとは言わないけど、本当に子どもが1番なら、せめて泊まりで預けたり夜に預けたりするのはやめなよ」
と、B美のことを叱ってくれたのですが……
逆ギレして音信不通に
その言葉を聞いて、B美は逆ギレ!
「応援してくれるって言ってたくせに!」と怒り、そのまま全員と音信不通になってしまいました。
その後、噂で聞いたところによると、B美の彼氏はどうやら既婚者だということを隠してB美に言い寄っていたようです。
結局彼氏の妻にもバレ、今もまだ泥沼状態が続いているんだとか。子どものためにも再婚したいと思っていたのかもしれませんが、B美には早く目を覚ましてもらいたいものです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。