飲食店などでキャッシュレス決済をしようと思ったら、会計時に現金のみであるとわかって焦った経験のある人もいるのではないでしょうか。今回はキャッシュレス決済ができないお店で意外な嫁姑トラブルに直面した経験のある筆者の知人Eさんのお話です。

姑にランチに誘われて

Eさんは当時、旦那さんと小学生の息子との3人暮らし。家計のために週に3回のパートを始め、家事に育児に仕事にと忙しい日々を送っていました。

「Eさん、パートが休みならランチに行かない?」
ある日Eさんは近所に住んでいる姑に誘われて、近くの和食屋でランチをすることに。その店は姑の行きつけの店で、月に2~3回はそこで食事をしているというのです。

姑は近所でも有名な倹約家、というかドケチのたかり体質。孫に渡すお年玉すらケチり、何かにつけて息子夫婦にたかってくるのでEさんは少し距離を置いて付き合っていました。

ちょっとお高めなその和食屋が本当に姑の行きつけなのかは怪しいところですが、しばらく義実家に顔を出していなかったこともあり、Eさんはランチに行くことにしました。

姑のおごりのはずが……

「今日は私のおごりだから好きなものを食べなさい」
ケチな姑には珍しい発言。
「やったー! お母さんありがとう!」
義実家に同居していて、姑そっくりのドケチで無職の義妹も姑の運転手としてやってきたため、3人でおいしい和食に舌鼓を打ちました。
「さて、そろそろ帰りましょうか」
Eさんが伝票を見ると、ランチにしては結構なお値段。しかし姑のおごりなのでEさんはごちそうさまでした、と姑にお礼を言って立ち上がりました。